東京お花見特集

今年の冬はかなり寒かったですが、3月に入ってから異常に気温があがり、20度を超える日も続きました。
桜の蕾も急激にふくらみ、東京では平成14年とタイ記録となる3月16日に開花し、あっという間に満開となりました。
この機会に、過去に撮った写真も含めて、東京の主な桜の名所を紹介してみました。御笑覧ください。

上野公園

なんと言っても、上野の山の桜は伝統もあり、数も圧倒的に多い。
上野公園は、もとは徳川家光が創建した寛永寺の境内でした。開山した僧天海が吉野山から桜を移植したのが、上野の桜の始まりといわれます。
江戸時代からの桜の名所で、開花時には江戸市民に開放されました。



上野 動物園前



上野 不忍の池

墨田堤

墨田堤の桜は八代将軍徳川吉宗が、墨堤の桜として植えたのが始まりと言われます。
浅草吾妻橋から上流、言問橋を経て桜橋までの両岸の桜は見事です。夏にはここで、隅田川花火大会が行われます。
数年前、近くに世界一高い電波塔として東京スカイツリーが開業し、桜の墨田堤からのスカイツリーは、絶好の撮影ポイントとなりました。



墨田堤



墨田堤と東京スカイツリー

靖国神社

明治2年、戊辰戦争の戦死者を祀るため靖国神社が建立され、境内に桜が植えられました。明治以来、九段の桜として有名です。
ここの標準木3本の開花の日をもって、東京地方の桜の開花日としています。



靖国神社



標準木

千鳥ヶ淵

靖国神社近く、皇居北の丸公園の内濠を隔てた対岸に、第2次大戦の無名戦士の墓苑が設けられ、付近に沢山の桜が植えられ、桜の名所となりました。
内濠が千鳥の羽を広げたような格好をしていることから、この付近を千鳥ヶ淵といいます。



千鳥ヶ淵

新宿御苑

新宿のオアシス。
江戸時代、信州高遠内藤氏の下屋敷のあった所で、明治になってから宮内省の所管になり、広大な庭園として整備されました。現在は環境省の所管です。 広い芝生の周りに沢山の桜が植えられており、芝生に腰を下ろして、ゆっくり桜を眺められます。
桜はソメイヨシノのほか、遅咲きのものも沢山あります。



新宿御苑

飛鳥山

飛鳥山は1737年(元文ニ年)、徳川吉宗が江戸市民の憩いの場として、沢山の桜を植えたのが始まりといわれています。
明治6年には、わが国最初の公園の一つとして指定され、城北の桜の名所として、現在に至っています。



飛鳥山

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