2月18日(火曜日)、確定申告書を日野税務署に提出してきました。
気候も良く、高幡不動駅からハイキング気分で日野税務署周辺を散策してきました。
■ 確定申告書提出/日野/土方歳三のふるさとを歩く 目次
☆ (1)高幡不動駅から日野税務署へ
☆ (2)安養寺〜万願寺〜石田寺へ
☆ (3)新井橋から高幡不動尊へ
京王線・高幡不動駅(日野市)の改札を出て左、北口に出るとすぐに日野市立潤徳小学校に突き当ります。
京王線・高幡不動駅 | 日野市立潤徳小学校 : 東京都日野市高幡402 |
小学校の北側を流れる向島用水親水路 |
潤徳小学校は、私立っぽい学校名ですが、れっきとした日野市立・公立校です。
明治時代に開校した「潤徳学舎」から現在の「潤徳小学校」に至っているとのこと。
中国の古典大学の中にある「富は屋を潤し、徳は身を潤す」から名づけたといわれています。
小学校に突き当ったら左に折れ、学校を右手に見ながら道なりに歩くと正面に浅川(多摩川の支流)の土手が見えてきます。
その手前、学校の北側には向島用水親水路が流れ、並行して遊歩道(向島緑地)が整備されています。
向島用水親水路は、「緑と清流のまち、日野!」のスローガンのもとに始まった、水辺の再生のシンボルです。
浅川からの水の取り入れ口は潤徳小学校近くにあり、多摩モノレール通りまで続く親水路です。
潤徳小学校ではこの親水路の流れを敷地に引き入れ、ビオトープ(生物生息空間・とんぼ池)を作り、子どもたちはここで水と自然との関わりを学んでいるとのことです。
親水路の流れを小学校の敷地内に取り込んで水と自然との関わりを学んでいる 写真 左は潤徳小学校のHPから、 右は現在の冬場の水が枯れた状態のビオトープ 潤徳小学校にまつわるもう一つのエピソードはこちら ⇒ 独り占めするにはもったいない話 |
浅川の土手にあがると斜め右手にふれあい橋が目に入ります。
ふれあい橋の正式名称は「万願寺歩道橋」。歩行者・自転車専用の橋で吊り橋です。
浅川とふれあい橋 浅川は多摩川の支流です。ここから画面右手2qほど下流で多摩川に合流します。 |
ふれあい橋から上流の眺め 富士山が見えます |
下流の眺め/多摩モノレールが見えます |
ふれあい橋を渡って広場、大木島自然公園を左に見て住宅街を進むと日野税務署です。
大木島自然公園:日野市万願寺6丁目6番地 雑木林や水辺、開放的な原っぱ、木製のベンチなどがあります。 |
日野税務署への歩道 新選組土方歳三の生誕地をアピールして歩道のベンチなどに「誠」の文字が。 新選組のふるさと=「誠」の心が息づく日野市を実感しました。 |
日野税務署:日野市万願寺6-36-2 日野市、多摩市、稲城市を管轄しています。 |
別棟の相談窓口の会場では大勢の順番待ちの人が 外まで並んでいました。 |
日野税務署に着くと、別棟の相談窓口の会場には大勢の順番待ちの人が外まで並んでいました。
私も退職後初めて確定申告した時からここの相談窓口にお世話になってますが、当時は手書きで複写式のため、
ちょっと間違えると二重線で消して正しい数値を記入しては訂正印を1枚目、2枚目に間違いなく押す、など大変でした。
その後会場内でパソコンで作成することが可能になり大分楽になりました。
さらに、家のパソコンからインターネット利用で作成できるようになって格段と利便性がアップしました。
今回も我が家でインターネット利用での作成で、しかも前年作成のデータを利用して異なる部分だけを
修正して作成できる機能があるので、あまり時間を取らずに作成することができました。
日野税務署内の確定申告書受付には十数名ほど並んでいましたが、程なく順番がきて無事提出完了しました。
安養寺:東京都日野市万願寺4-20-8 |
日野税務署から国道20号/日野バイパスに出て東へと歩くと間もなく左手、小路を入ったところに、真言宗智山派のお寺「安養寺(あんようじ)」があります。
本尊の阿弥陀如来坐像は平安時代の様式を持ち、東京都の重宝に指定されています。
日野七福神の毘沙門天の札所でもあります。
ここの毘沙門天は藤原時代(平安中期)作といわれる木像で日野市の文化財に指定されています。
安養寺 山門 | 安養寺 弘法大師像 |
安養寺でお参り後、国道に戻り、まっすぐ東に進むと、多摩モノレールの万願寺駅です。
「万願寺」という駅名、そしてこの付近一帯が「万願寺」という地名・・・。しかし、「万願寺」というお寺はありません。過去に存在したことを証明する遺構なども見つかってなく、命名の由来は日野市のミステリーの一つとされています。
なお、私の住む多摩市連光寺では、「連光寺」というお寺は存在しませんが、かつて地域内に「蓮光寺(神仏分離以後白山神社に改称)」という寺院があったことに因む、とされています。
閑話休題。
万願寺駅から数分のところに「土方歳三資料館」があります。
土方歳三資料館は歳三が子供のころに住んでいた家の跡地にあり、庭にはいろいろな樹々が生い茂っています。
土方歳三資料館:
歳三の愛刀である和泉守兼定(市指定有形文化財)、直筆書簡をはじめ、歳三が京に上る直前に編んだ句集の豊玉発句集、歳三が池田屋事件で使用した鎖帷子、八月十八日の政変時に使用した鉢金、歳三の人となりを詠んだ榎本武揚書額、歳三も行商をした土方家家伝薬である石田散薬に関する史料、土方家伝来十文字槍(銘:助宗)、歳三が稽古に用いた天然理心流木刀、歳三京時代使用の鎖帷子、歳三生家の復元模型等約七十点余りを公開しています。
土方歳三資料館:東京都日野市石田2-1-3 |
残念ながら土方歳三資料館は、第一・第三日曜日のみ開館ということで本日は閉館でした。
石田寺(せきでんじ):日野市石田1-1-10 |
ここから多摩モノレール通り(R503)を横断し、住宅街を十数分歩くと土方歳三の墓地のある「石田寺(せきでんじ)」に着きます。
宗派は真言宗、愛宕山地蔵院石田寺。高幡山金剛寺の末寺です。
山門をくぐると直ぐ右に大きなカヤの木が目につきます。日野市の天然記念物で目通りの太さは4.5m、高さ26m、樹齢400〜600年といわれています。その下に六地蔵。
正面には七福神の福禄寿を祀る光輪堂、左手に本堂、右手に北向き観音堂があります。
観音堂の右手に墓地があり、土方歳三のお墓もその中にありました。
土方家の墓所は金剛寺の末寺であった石田寺にあり、ここに土方歳三義豊の墓石も立てられているのです。
石田寺のカヤの木と六地蔵 | 石田寺 本堂 |
北向き観音堂 十一面観音像を安置しているお堂 |
土方歳三のお墓 |
石田寺に隣接して都立日野高校があります。
改築工事が進行中で、現在は仮設校舎を建設中です。校舎、体育館、武道場など順次改築していくようです。
学校の正門は?と工事の塀に沿って回り込むと、多摩川の土手に上がって行き、そこに正門がありました。
石田寺に隣接して都立日野高校 |
日野高校の正門 前は浅川 日野市石田1-190-1 |
新井橋と上を走る多摩モノレール |
日野高校から浅川の土手を上流に向かって歩くと程なく新井橋に出ます。
新井橋を渡り、上を多摩モノレールが走る多摩モノレール通り(R503)を高幡不動駅に向かって歩きました。
この通りの周辺は住宅街になっています。
途中、潤徳小学校の裏から流れている向島用水親水路がありました。
向島用水親水路はここで終わります。
新井橋 | 向島用水親水路 |
約30分程で多摩モノレール・高幡不動駅に到着です。
多摩モノレール・高幡不動駅 | 多摩モノレール・高幡不動駅改札口 |
モノレールの駅からは京王ショッピングセンター内の連絡通路を通り、京王線高幡不動駅改札手前で外に出て高幡不動尊の参道に出ました。
京王ショッピングセンター内の連絡通路 | 京王線改札手前で南口に下ります |
高幡不動尊 参道 | 高幡不動尊 仁王門 /国の重要文化財 |
高幡不動尊 仁王門を入り不動堂、大日堂、大師堂などを巡り、お参りしました。
高幡不動尊:
東京都日野市高幡にある真言宗智山派別格本山の寺院。
本尊は大日如来。高幡山明王院金剛寺と号する。高幡不動尊の通称で知られています。
また、「高幡のお不動さん」とも呼ばれ人々の信仰を集めており、毎月28日の縁日には多くの参詣者で賑わいます。
新選組副長として活躍した土方歳三の菩提寺である縁から境内には土方歳三の銅像や殉節両雄の碑があります。 歳三の墓のある愛宕山石田寺(あたごさんせきでんじ)は末寺のひとつです。
都内有数のアジサイの名所としても知られ、山内には八十ハヶ所巡拝コース、ハイキングコースがあります。
不動堂/東京都最古の文化財建造物 | 大日堂/鳴り龍天井や優れた彫刻群が鑑賞ができる |
大師堂 | 弁天堂 |
五重塔 | 土方歳三の像 |
しばらく境内を散策した後、京王線高幡不動駅に戻り帰路につきました。